鑑賞メーターサブ2016_3

マジンガーZ VOL.1 [DVD]

日本アニメ史に燦然と輝くロボットアニメの開祖。純数に作品的なところをとるだけでも、どれだけこの作品から離れるか、近づくかでその後の作品を計れるくらいにここでのお約束がその後の作品の基本を形作っているという点で偉大な作品です。作画的にはすでに歴史上の作品ですが、キャラクターやエピソードでは今見れば逆に新しい要素が多く、初めごろの兜甲児を苦しめているのが機械獣よりむしろおじいさんの人間工学を軽視した設計思想だったりするのには笑いました。

読了日:05月30日 監督:

http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4343213

レニングラード 900日の大包囲戦 [DVD]

以前に見た作品。備忘録的な意味で。香り立つ百合作品。アメリカ映画ではこうはしないだろうという味わい深いラストが最高です。ちゃんと誠実に“歴史”している。

読了日:05月29日 監督:アレクサンドル・ブラフスキー

http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4342296

海街diary DVDスタンダード・エディション

家族が小津安二郎だよね、と言っていたのを聞いて、なるほど確かに小津かもしれないと思いました。特に大きな山もなく、激しい展開や毒のある個性が描かれるわけでもない。キャラクターの心の整理が見てる側に関係なく行われるのを見ているだけという静かさ。確かに、日本映画らしい、気持ちのいい作品でした。1ショット1ショットが丁寧でそれぞれちゃんと絵になっているのがいいですね。他にも、健気かわいいすずちゃんにきゅんとしたり、鎌倉の持つ被写体ポテンシャルを再認識したり、そして、個人的に何より百合おいしくてごちそうさまでした。

読了日:05月26日 監督:

http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4339363

シルバー假面 1〈初回限定版〉 [DVD]

シルバー仮面のフォルムに一目ぼれして、何も考えずに見ました。なるほど、これが噂に名高い実相寺演出でしたか。監督の作品に関して不勉強ではありますが、正直お金のなさと演技力のバランスの悪さを補うためにことさら象徴的な演出がなされているように見えてしまいました。こういう特撮を見ると、むしろアニメという表現の利点を再認識します。ふらふらとした余計な動きのように、最終的には俳優の技能に頼らざるを得ないリスクがなく、魅力的なフォルムを最大限に生かした演出家の表現がアニメでは可能だったのではないでしょうか。

読了日:05月23日 監督:実相寺昭雄

http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4336888

■ピノキオ スペシャル・エディション [DVD]

あまりに説教臭い話ですが、全体的な構成が甘く筋がこんがらがっているのでそれが逆にくどさを薄くしているように思います。その分、魅力的なキャラクターが掘り下げられずに放っておかれていますが。物語よりも、現代に至るまで恐らく最高峰であり続けている圧倒的な作画力がこの作品の最大の魅力だと思います。すべて投入されている過剰なエネルギーは思わず驚嘆を通り越してあきれてしまうくらいです。それに、騒動があれば何でもぶっ壊し、ビリヤード場に入りびたって、酒を飲みながら葉巻を吸うみたいな不良イメージもおもしろかったですね。

読了日:05月22日 監督:

http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4335061

■ダンボ [Blu-ray]

結構おしゃれで、前衛的なのにビックリ!アニメ史の教科書を読んでいると、ディズニーは牧歌的で保守的、都会的なフライシャーなどとの対比を強調されるので、ともすれば冒険とは程遠いかの印象を持たされてしまいますが、実際見てみると必ずしもそんなに簡単に割り切れるものではないことが分かりました。有名なピンクの象の前衛的なシーンもさることながら、カラスたちのジャジーなシーンには感服します。当時の最先端の流行を感じさせ、初期ディズニー作品が歴史的に支持されいるのは、とりすまして説教臭いだけではないからなのですね。

読了日:05月15日 監督:

http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4327289

かぐや姫の物語 [DVD]

すごい!カットごとのみならず、ひとつひとつの動きごとに全くすきのない、すべてに緊張感漂う作品でした。よく知られた部分と新たな解釈に関わる部分が分裂しているように感じて、改めて古典の強みを痛感しましたが、高畑さんの価値観とか言いたいことを物語の構成自体に織り込もうとするやり方がむしろ浮かび上がった気がします。アニメは意味のない部分を作れないメディアなので、無意味に見えるのは無関係の意味が混入しているだけ。そんなムダな部分を整えれば、テーマを連呼しなくても強烈にテーマを語ることができるということなのですね。

読了日:05月15日 監督:高畑勲

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虹色ほたる―永遠の夏休み― [DVD]

事業報告で存在を初めて知るという、誰に見せたいんだ系アニメ。主線の太さを演出的に処理していたり、輪郭線は別に色トレだったりと前衛的な作画の意欲作。作画が実験する分にはまだいいのですが、構成も娯楽劇にしては地味過ぎでテーマの読み取れないのは大問題。命の大切さとかが言いたいのか、古き良き日本を子供に伝えたいのか。どう理解すればいいのでしょうか。下手に商業アニメとしての体裁をとるんなら、もう教育アニメとして徹底的に説教臭く作ったほうが、むしろ作品としての完成度は高まったのではないのかと思ってしまいます。

読了日:05月08日 監督:宇田鋼之介

http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4320214

蟲師 特別篇 日蝕む翳(ひはむかげ) [DVD]

しっとり静かな民俗ファンタジー。監督が直訴して制作をもぎ取っただけあって、スペシャル版でも尺が長いだけで全くブレません。派手なアクションがあるわけでもなく、ロマンスがあるわけでもなく。蟲が関わることによる生活のきしみみたいなものが基調になっている丁寧な作品です。誇張と省略を旨とするアニメの顔出しキャスティングがいくら適材適所を強調しても白々しいだけですが、こういう作品はならむしろそう言われた方がしっくりくるアニメらしからぬアニメです。こういう作品が深夜に放送されるのは、損失だと思うんですけどねぇ。

読了日:04月28日 監督:長濱博史

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■わんわん忠臣蔵 [DVD]

はじめは森の中で完結するような牧歌的な作品にするのかな、と思っていましたが、途中から街に出ておしゃれっぽい作品なったのは驚きでした。確かに忠臣蔵と言われればそうですが、“不良性感度”きらめく東映っぽい義理と人情のお話と言われた方がしっくりきます。手塚さんの趣味なのかもしれませんが、ディズニー的なものとフライシャー的なものが合わさり東映的なものとして止揚された、この時代の日本ならではの作品で、意外に傑作と言えるのではないでしょうか。不自然にホルスばかりが賞賛される東映長編の歴史は何か違う気がします。

読了日:04月25日 監督:

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■アシュラ [DVD]

絶好調の業績でうなる現金にものを言わせて東映アニメが作った誰が観るんだ系アニメのひとつ。すごかったです。誰が観るのかわからないけどすごかったです。アシュラが人間性を得ていくにつれて、ほかの人間の獣性が際立っていく演出には震えました。CGでこれだけの密度の表現を成し遂げたのは偉業だとは思いますが、繊細な表情や原作者の持つ柔らかみがCGでは十分感じることができず、実験的な作品という意味では大成功でしょうが、やるならセルを交えてでも作品的な高みをもっと目指して欲しかったものです。

読了日:04月22日 監督:さとうけいいち

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■復刻!東映まんがまつり 1975年春【DVD】

読了日:04月09日 監督:Array,明比正行,茂野一清,内田一作,奥中惇夫

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モンスター娘のいる日常 Vol.1 (初回生産限定版)(イベント優先販売申込券付き) [DVD]

何も考えずに笑えて、久しぶりに次回が楽しみだった作品でした。マンネリで閉塞感のあるハーレムアニメに風穴を開ける、いい意味でおかしい作品です。ケモナーでもないしこれはありえんでしょ、どうせイロモノに違いないと、期期待せずに見てみるとこれがかなり王道、モンスターという設定を組み込むことによってヒロイン達の行動に幅が出て、ヒト設定では不可能な魅力があります。こういう進化の余地があったのかと感動でした。1クールでは短いですよ。ヒロインの増員に頼らなくても、自由にもっと暴走させればもっと長く行けるように思います。

読了日:03月27日 監督:吉原達矢

http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4272566

リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード DVD通常版

理屈抜きに純粋に楽しめました。製作側が甘えがちになりそうな特殊な出所のお金を使ってこんなにちゃんとした作品が作れたのは、トリガーというスタジオの出自がアマチュアリズムとしていい方向に作用したからではないかと思います。アッコの性格にはかなりイラっとしますが、とにかくわかりやすくてテンポのいい展開にするには、類型化したキャラをより強調させた方が陰影を描きすぎてテーマがボケるより良かったのかもしれません。今石監督のリミテッドを追求した様式的な演出ともその方が相性がいいでしょうし、よく練られた作品だと思いました。

読了日:03月16日 監督:吉成曜

http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4258234

いなり、こんこん、恋いろは。 第5巻 通常版 [DVD]

百合美味しいです。いなり×うかさま、いなり×友達たちと、とても美味しそうな百合百合しい関係の網の目が張られています。作品紹介を見てすぐにキュンキュンして、ワクワクして見始めたものです。確かにそこそこ良かった。でも、何か足りないのです。せっかくの設定が十分に生かされていない。長い歴史を踏まえているはずの神話を設定に組み込んでいるにもかかわらず、そこの扱いが物語の魅力と繋がらないのですね。一見ムダなこだわりが、作品を立体的にして深みを与えてくれるのだろうと思うのですが、それを感じなかったのが残念なのです。

読了日:03月12日 監督:高橋亨

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OVA To Heart2 第3巻 【通常版】 [DVD]

ToHeart2のアニメとしても、ハーレムアニメとしても出色の大好きな作品です。OVAということで、少数精鋭のスタッフが丁寧に作った感じがあるのもそうですが、キャラクターたちの動かし方が魅力的であるのがいい。ささらをメインにヒロイン達がそれぞれの都合で文化祭に参加するべく動いており、不自然に主人公を志向していないのがとてもいい。そのおかげで、たかくんもありがちな体のついたディルドとならずに済んでおり、この手の作品にしては、そして残念ながらこのシリーズの中でも、奇跡的にドラマしているのが素晴らしいのです。

読了日:03月06日 監督:加藤やすひさ

http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4243539

坊っちゃん [DVD]

原作は名前しか知らない上に、大した期待もせずに何となく見たのですが、結構良かった。テーマがごちゃごちゃ言わずに真っ直ぐで、様式化された軽妙な演出も作品の雰囲気を壊すことなく、古典を今風にアレンジすると陥りがちな紗に構えた薄っぺらい感じにならずに、純粋に熱い展開を素直に楽しめました。キャストのイメージが役とピッタリなのもいいですね。変に大作面しなくてもいい、スペシャル枠の単品TVドラマの身軽さがいい意味で現れた作品だと思います。

読了日:03月03日 監督:鈴木雅之

http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4239528

■イワン雷帝 [DVD]

人間関係を中心に描くセットのシーンでは、つながりのないアップのカットをモンタージュでつないで、象徴的な舞台っぽい演出で描かれ、片やエキストラをいっぱい使ったロケシーンではモブを縦横に動かした躍動的な演出がなされているのがとても印象的でした。特にモンタージュを構成しているカットの動きが極端に少なく、目パチ口パクばかりなのには驚きでした。日本のTVアニメがモンタージュ技法と動きのメリハリを駆使して作られているのは有名な話ですが、既にエイゼンシュテインさんの中にそのような演出の方向性が示されているのです。

読了日:03月02日 監督:セルゲイ・エイゼンシュテイン

http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4238051

武装神姫 Moon Angel(DVD)【初回生産限定】コナミスタイル限定

機会あって久しぶりに見直しました。ドットハッククァンタムと並んでキネマシトラス奇跡の作品です。3Dの使い方のうまさといい、尺の中でお話をおさめる巧さといい、名作と言っていい小品だと思います。特に3Dで重厚感を表現できている演出は今でもなかなかお目にかかれず、似たようなタイプの3D関係の演出を必要とする作品を続いて受注しているエイトビットよりも、その点は優れているように見えるのですが。もっと評価されてもいい作品です。

読了日:02月20日 監督:

http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4220687

ポケットモンスターミュウツーの逆襲/ピカチュウのなつやすみ」【劇場版】 [DVD]

なんでこんなに評価が高いのかまったくわかりません。確かにキリスト教的に解釈すればピッタリで、その点がアメリカで評価されたというのはわからないでもないですが、それ以外で何がいいのでしょうか?問題なのはそのいびつさです。すべてをセリフによって説明しようとする脚本で、しかも作品の傾向に見合わないメッセージ性が強く含まれているのです。それに対して、演出が十分にフォローできていません。ここまで自己主張する脚本というのは、はじめからアニメスタッフに何も期待していないという首藤さんの意志すら感じさせるものでした。

読了日:02月19日 監督:

http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4220602

プラスティック・メモリーズ 7【完全生産限定版】 [DVD]

今井さんのEDが好きで見てみたのですが、これはヒドイ。はじめから味方と敵を善悪で色付けしたような設定自体マジメな企業ものとしても見るに耐えないし、一番ゲロゲロだったのがヒロインをもったいぶって殺しておけばお手軽に感動的なお話になると勘違いしているかのような、“泣きゲー”的展開。しかも、ヒロインと主人公の立場がロボットと人という非対称の関係だというのが悪質だと思います。自分は安全なところにいて弱さと儚さ愛でるだけ。それをさも尊い純愛のごとく描く無自覚な傲慢さは、この手の作品の悪いところを代表しています。

読了日:02月19日 監督:藤原佳幸

http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4220596

月刊少女野崎くん 第6巻 [DVD]

すれ違いネタ、ギャップネタとラブコメ鉄板の設定で、それをふまえたお約束の展開が全編にわたって続き、徹底的に基礎に忠実な作りの安定感は圧倒的です。この作品独自の少女マンガ要素が基礎に忠実な分逆に引き立ち、あくまで野崎くん千代ちゃんカップルベースの欲張りすぎないストーリーを採っているおかげでまんべんなくおもしろい、1クール規模にぴったり合った良作です。これだけ個性的な脇役がいるにも関わらず、いちばん地味な千代ちゃんがツッコミ役として一番立っているのが地味に構成の妙を示しているように思います。

読了日:02月19日 監督:山崎みつえ

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アルスラーン戦記 第1巻 (初回限定生産) [DVD]

ヒロイン要素が圧倒的に足りない。ここまで王道的にヒロイックな物語なら、ヒロインの存在はもうご飯とお味噌汁くらいのお約束だと思ったのですが、影すらない。これは作品の持つポテンシャルを大きく放棄する、すごくもったいないことだと思います。まぁ、田中さんがそういう展開よりもブラザーフッドな方がお得意なのかもしれず、それが原因かもしれませんが。それにしても、ヒロインもおらず、BL展開も封じられたというのなら、この作品のキュンキュン感への期待感はどうしても迷子にならざるを得ないのではないでしょうか。

読了日:02月12日 監督:阿部記之

http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4210833

■幕が上がる、その前に。彼女たちのひと夏の挑戦 [DVD]

本編を見た後、こっちも観たい衝動に駆られてTSUTAYAに走りました。思った以上に本編がよかったようです。体は正直でした。黒木華さんとの絡みが少なかったのが残念でしたが、こちらもよかったです。セリフが終わった後もアドリブで続けさせるって、鬼畜ですね。アイドルってすごいな。

読了日:01月02日 監督:

http://video.akahoshitakuya.com/cmt/4149692

鑑賞メーター

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