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精神世界の随筆?;日本の人口

 資料によれば日本の人口は2008年の12808万人(推計)をピークに減少傾向となり、将来の人口推計は2030年10192万人、2050年に10192万人、2075年に7856万人と減り続けて2100年には5972万人に半減すると発表されている。

 日本の人口は今までの100年間に倍増し、今後100年間に元に戻るというのだ。

この中には日本人にとっては大きな問題が含まれていると思われるが、このことを正面から受け止めて考えている人は何人いるだろうか。50年後、100年後の日本のイメージ、ヴィジョンが描けている人、政治家は何人いるだろう?

 明治に入って、政治体制が変わり、科学が進歩し、経済も発展し、人口が急増した。2000年間の日本の歴史から見れば、爆発的と言っても良いような増加ぶりである。

若者の人口が増加している時期は勢いがある。しかし狭い日本の領土で生活資源が不足になった。そこで海外に進出しようとして、1941年には戦争を起こした。敗戦でダメージを受けたが、戦後急速に復活し、人口も増え続けてきた。 しかし、最近は出生率が急減し、50年前と比べると半減している。少子化対策が叫ばれているが、出生率は上昇が遅い。若者には子供を育てるヴィジョンが持ち難い状態のようだ。

一方、成長期の原動力であった50年前の若者は高齢者となり、その割合が増加しつつある。これからは一人の若者が数人の高齢者の生活を支えなければいけない時代が来ている。

 日本の経済は発展した産業に支えられているが、国は1000兆円の借金があり、増え続けている。国債をどんどん発行し、紙幣を印刷しているが、国の信用だけに頼っているわけで、信用が失墜したら、紙幣は紙切れに近くなってしまうという危険を背負っている。日本は国債を償還するするために、新たに国債を発行するという自転車操業を続けており、政治家は解決策を出せず、この借金を減らす目途は立っていない。

外国では貨幣価値が失墜している国がある。

企業では倒産すると、発行している株券が紙切れ状態になる。

 物やお金の流れが停滞すると、景気が悪いということになり、結果的に生活に支障が出るようになる。だから政府はお金の循環を良くするために金利を下げたりして、必死で手を打つ。物やお金の流れが悪くなって、だぶつかせたら、日本経済は行き詰まるからだ。

人口が半減すれば、生活に必要な物資の需要は半減する。当然の話だ。日本ではすでに物が余りだしている。今までは人口が増え続けて来たから、国内経済は成長できたが、これからは確実に縮小する。その覚悟と対策が出来ていないように思われる。

 貨幣価値が下落すると食料を買えなくなる人が出てくる。貨幣価値が下落した時に、生き延びることが出来るのは自分で直接食料を調達できる人だけになる。このことを予感した都会の人は既にUターンを始めている。外国でも都会で働いて、年金生活となり、田舎に帰って食料を生産し、生活をしているパターンがある。

 今、日本の地方は過疎化で弱っているが、間もなく都会で生活が出来なくなった人たちが戻ってくるだろう。帰る田舎がある人は良いのだが・・・。

外国をみれば、インドやアフリカでは今後もまだまだ人口が増え続ける予想です。日本人は技術と資金を持って、そこへ参加することで生き延びることは可能かもしれません。

 近い将来、日本では膨張した経済が破綻した後、生き残った人たちで、自然の恵みの中で生活をしていた昔の生活が復活するのではないか。その生活は物質的には貧乏でも精神的には豊かな暮らしになるだろう。

今の自分にはこのようなヴィジョンしか描けない。

その前に世界では核爆発で多くの人口が減少するような事態が起こるかもしれない。放射能で汚染された土地では食料生産もできない・・・。